米ぬかなめし

米ぬかなめし

米ぬかなめし

ずっと昔からお米と生きて、お米に生かされてきた私たち。
米ぬかから採れる「米ぬかあぶら」で牛の皮をなめしたら
強くて優しい革ができました。

しっとりとした手触りが抜群に良く、長年使用する事でさらに独特の光沢と自然なシボの風合が得られます。特に強度など物性も大変優れています。

POINT

  • 究極のエコロジカルレザー(タンパク質と植物が主原料)

  • すぐれた強度

  • しっとりしてなめらかな手触り

米ぬかなめしの概要

伝統的な技術をもとにした挑戦から生まれた、
高品質高機能で環境にも配慮した新しい革。
それが米ぬかなめしの革。

100年近く続く埼玉県草加市とその近郊での皮革の仕事。私たちSOKALEATHER(草加レザー)の新たな挑戦は、世界に誇れる「日本の革」を新しく作ること。そしてその素材を「米ぬか」に求めました。お米は私たちがずっと昔から頂いてきた特別な穀物です。米ぬかから採れる「米ぬか油」を用いた新たな処方で牛皮をなめしました。金属系の鞣し剤を使用せず、米ぬか油を中心として補助的に植物由来のタンニンも使用します。議論を尽くし、試行錯誤の末に出来上がった「米ぬかなめし」は強靭でありながら温かみさえ感じるやさしいタッチに仕上がりました。高機能で環境に配慮したものづくりが求められている今、SOKA LEATHERはひたむきに良い革と製品を作り続けていきます。

お米の「ぬか」から採れる米ぬか油

国産牛皮を米ぬか油(国産)を主成分とした鞣し剤で鞣し、仕上げ加脂にも米ぬか油を使用している。

米油は、米ぬか油とも言われるように、玄米から白米へ精製されるときにとれる外皮の部分(=米ぬか)から、油分を抽出したものです。米ぬかにはたくさんの栄養素が入っています。オイルにした場合もその栄養素が含まれます。米ぬかから10-20%程の油分が取れます。それを圧搾、若しくは溶剤抽出し、精製したものが一般的に販売されています。米ぬかは化粧品の原料として、また糠漬けなど食ベものとして用いられるなど、無駄なく昔から利用されてきました。私たちの「米ぬかなめし」では、皮革づくりに全て国産原料の食用米油を使用することで、存分に手触りのよい革の感触を愉しみながら製品をご使用いただけます。
※菜種油、魚油は昔から皮革の製造で用いられてきました。現在、菜種油はほぼ輸入原料であるそうです。魚油は用途により国産、輸入物と使い分けられています。

米ぬかなめし革の種類

米ぬかなめし

きなり
#100(乳白色) 米ぬかなめし カラーチップ

かさね -Kasane-

米ぬかなめし+タンニン仕上げ

*米ぬかなめしタグが付きます。
是非製品に付与してください。
*大口のご注文、販売代理店様には
都度お見積もりいたします。
*特別色のご注文もご相談ください。
白茶
#001(染色なし) 米ぬかなめし カラーチップ
うすくち
#021(薄い茶色) 米ぬかなめし カラーチップ
こいくち
#022(濃い茶色) 米ぬかなめし カラーチップ
のりのくろ
#091(黒) 米ぬかなめし カラーチップ
だいだい
#031(オレンジ) 米ぬかなめし カラーチップ

かさね -Kasane-の由来

江戸時代の紀行文「おくの細道」は草加の地と縁の深い文学作品です。

かさねとは八重撫子の名なるべし(かさねとはやえなでしこのななるべし)

芭蕉と曽良(そら)が那須野で出会った少女「かさね」。漢字で書くと「重」になるでしょうか。少女のかわいらしさを花の愛らしさになぞらえ表現した一句。花の名前である「ナデシコ(撫でし子)」は「撫でたくなるほどかわいい子」の意味です。米ぬかなめしにタンニンを重ねて仕上げた革、優しい手触りで「撫でたくなる」革にふさわしいと、この名前を付けました。

米ぬかなめし革の特徴

名前
米ぬかなめし
鞣し剤
米ぬか油(米油)
色(染色前)
オフホワイト
エイジング
つやが出て、手に吸い付く感じ
メンテナンス
必要
 
 
液中熱収縮温度(Ts)
80℃(鞣し度合い)
引張強さ
23.2Mpa(一般的な靴の甲革より110%の強度)
引き裂き強度
64N/mm(一般的な靴の甲革より170%の強度)
銀麺割れ荷重
645.9N(一般的な靴の甲革より200%の強度)当社調べ
耐屈曲性
5級(最高級) 日本皮革研究所による試験結果

用語解説

米ぬか
米ぬかなめし
鞣し剤
玄米を精米するときに出るお米の種皮や胚の部分の粉のこと
米ぬかあぶら
米ぬかから採れる油。米ぬかの約12%、籾がら付き玄米の約1%(重量比)
なめし
なめし(=鞣し)。動物の皮はそのままでは腐敗し、あるいは固くなってしまうため、表面の毛を抜いて化学的な加工を施し、柔らかく腐らないようにして機能的な物性に変化させる。また、目的、使用用途によって色や風合いを施す。
皮と革
「皮」はなめされる前の状態、なめされると「革」と表記される。
牛皮
国内では年間約100万頭がと畜されている。その革は約3万5千トンで、25mプール約120杯分。もしこれらを廃棄するとなると大変なコストがかかる。
草加
埼玉県南東部に位置し、東京都と隣接。
人口約25万人「草加せんべい」で知られる米菓が名物